エネルギーメールニュース 2017年9月第4週号 No. 0236

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今週のエネルギー関連動向解説

1. 都市大気汚染の改善は喫緊の課題、電気自動車は役に立たない

2. 電気自動車では走行可能距離が自動車購入の際、最重要

3. 石油産業のハブを襲ったハリケーンハービー

4. 欧州各国の総選挙でエネルギー・環境問題が焦点に

5. エネルギー大国のパワーバランスが変化

先週から欧州最大の自動車ショー、フランクフルトMSが開催されています。パリと交互に隔年おきに開催されており、先回の2015年9月、一般公開日の前述に飛び込んできたニュースがVWクリーンディーゼルのDefeat Device詐欺事件のEPA/CARB記者発表です。

それから2年、Boschのエンジン制御コンピュータにはDefeat Softが標準装備されGM、Fiat-Chrysler、さらにFiatのエンジンを購入しているSuzukiのディーゼル車にも使われている疑いが浮上し、さらに欧州ディーゼル規制と試験法がぬか穴だらけで、多くのディーゼル車が試験モード以外ではクリーンではなかったなどが曝露され、これが脱ディーゼル、脱内燃エンジン車の動きを加速させています。

これを受け、今回のフランクフルトMSはEVオンパレード、各社トップのスピーチも公式にはEVシフトを宣言するものでしたが、政治主導のEVシフトでマーケットが付いてこなにのではとの心配、補助金がいつまで続くか、産業構造変化による雇用問題、EVの収益性など、欧州産業界トップからの本音の心配も聞こえてきています。

星さんが1で取り上げているように、欧州の大気汚染の主要因の一つがクリーンではなかったクリーンディーゼルによることが明らかになりましたが、各社打ち出したEVシフトでは喫緊の対策にならないことは明かですが、特効薬がないなか、政治に引きずられて脱内燃エンジンへの動きを加速させていることが心配です。

 



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