次世代自動車ニュース 2017年4月第2週号No. 0215

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今週のクローズ・アップ
自動運転技術と高齢者による事故

衣笠幸夫氏が今騒がれている自動運転車を巡る話題を取り上げました。

衣笠氏が書いているように、緊急自動ブレーキの採用は衝突防止に効果が大きいとの声も聞こえてきており、是非標準装備化を急いで欲しいところです。

しかし、この緊急自動ブレーキを発展させた衝突防止、衝突被害低減システムのアプローチと、今商品化されているTesla autopilotや、自動運転車の商品化とライドシェアへの応用などを目的にGoogle WaymoやUberなどが進めようとしている自動運転技術ではそのアプローチが大きく違うように感じています。

緊急自動ブレーキは、ドライバーの認知ミスか操作ミスかによる衝突の危険性を検知して、ドライバー操作にシステムが強制的介入しブレーキ操作を行う機能であり、Teslaのautopilot機能が代表する基本的には異常のないノーマル走行の下で、ドライバー操作の代行をする進化型のauto drive機能とは違うと思います。

従来からのauto driveシステムも、Teslaのautopilotを始め各社が商品化を進めている自動運転機能も、ドライバーのハンドル操作、ブレーキ操作など介入があるとほとんどが制御をキャンセルしており、衝突の危険がある緊急事態でのドライバーアシスト、エマージェンシー強制介入を行うシステムではありません。

衝突防止、被害軽減としてしっかりやって欲しい機能は、ヒューマンエラーのカバーであり、衝突の危険がある状態でのシステムとしてのエマージェンシー強制介入のシステムです。 最近のautopilot車やテスト走行車の事故事例にあるように、ヒューマンエラー以前に、ソフト認識エラーでシステムがギブアップするようでは衝突回避、被害軽減にはなりません。

ヒューマンエラーによる交通事故が多いからと言って、一気に完全ドライバーレスにワープできるわけではありません。ヒューマンエラーのカバー、それでもおきる衝突事故の予防安全、被害軽減のための危険回避システム強制介入を行う、ドライバーアシスト機能の早期実現を期待します。
強制介入はドライバー個々人の運転能力、反応、判断基準など個人差が大きく、そのシステム開発は簡単でないことを強調しておきます。
 



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