1997年に発売を開始した、トヨタのハイブリッド車が、その後レクサスブランドのハイブリッド車ラインアップを加え、20年目となる今年1月末時点で世界累計販売台数1千万台を突破しました。

ちょうど20年前の今、初代プリウスのハイブリッド開発はまさに修羅場のまっただ中でした。詳しい話は、弊社ブログやプリウス開発本に任せますが、トヨタ社内でもクレージープロジェクトと言われた超短期のハイブリッドプリウス開発でしたが、これをやり遂げることができれば、欧米勢の背中を追いかけてきた日本の自動車屋が次の変革をリードできるとの職場の熱気は今も鮮明に思い出します。

それから20年、自動車電動化の時代を切り拓き、クリーン自動車変革へのトップランナーを務めることができましたが、それで保有台数ベースでは10億台を突破した世界の自動車台数の1%にも達していません。さらに、その電動自動車をコアとして、コネクティッドカー、衝突しないクルマへとクルマの変革が加速しそうな勢いです。しかし、その自動車変革をリードしようとの熱気が、最近の日本の自動車会社経営陣、エンジニア陣に薄れてきているような気がします。このところの安全にも関わる自動車品質問題の多発、現代自動車の燃費詐称事件、VWディーゼルエミッションスキャンダル、さらに昨年の三菱自の燃費不正など自動車会社の不祥事が続いています。もちろん日本だけの話ではありませんが、HPリフォームの挨拶文で述べたように、これも人間活動が地球のキャパを超え、現状の自動車社会が臨界点を迎えたことによる揺らぎの一つかもしれません。しかし、高まってしまった自動車産業界全体への社会の不信感を払拭しなくては、臨界点から次の変位、次世代モビリティへの変革は果たせません。コーディアでは、次世代モビリティへの変革へ取り組んできた経験豊かな自動車エンジニアの知恵を生かし、正面からその難問に取り組む自動車エンジニア、部品エンジニアを支援したいと願っています。

今後ともよろしくお願いいたします。